空間情報技術の進展と多様化にともない,さまざまな空間データが社会を飛び交っています。
一方,データの多様化は情報システムの複雑化をまねき,社会に不経済をもたらしつつあります。例えば,Aという組織はaという形式のデータしか受け付けないとか,データ変換ソフトと見間違えるようなGISが売られているとか,電子納品されたデータの再利用ができない,といった現象が起きています。また,使える情報が何処にあるか分からないという基本的な問題もあります。これらの状況が空間情報利用分野の普及と発展を阻害する大きな原因となっています。
このような状況を打破するために1990年代から,空間情報の規格化作業が様々な国や機関で始まり,1994年には遂にISOの場において地理情報規格の検討が開始されました。今日では,いくつかの国際規格が公開され,日本においてもJPGIS Ver.1.0やJIS X 7199(G-XML)に代表される標準・規格が成立しています。これらの標準・規格は,従来の測量やGISの技術を体系化し,オブジェクト指向設計法などの情報処理技術を応用することによって成立するものですが,決して高度な知識を要求するものではありません。しかし,例えば「プロセス指向」から「プロダクト指向」への転換や,「モデリング」と「表現」の分離など,従来からの関係者にパラダイム転換を迫る面もあり,理解しにくいとする向きもあります。
以上のような背景のもと,われわれは空間情報技術の利用が本格化し,新たな市場の形成と拡大を通じて社会に貢献できるならば,基本となるノウハウの独占があってはならないとの判断から,空間情報規格スタジオを開設し,2003年8月の第1回(東京)を皮切りに計10回実施をし,約250人の皆様が参加しました。このスタジオでは,受講者が空間情報規格の実際を学び,実践の場で応用できるモデリングのスキルを身に付け,空間データ仕様書が作成できるようになることをめざします。講師陣は国際規格を含む標準化検討に参画すると同時に,数々のプロジェクトで実践を重ねてきたエキスパートです。
幸い多くの皆様から,今後とも続けるべきであるとのご意見をいただきましたので,ここに第11回を開催することに致しました。
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初級編開催のご案内 + 開催の趣旨 + 日程 + 会場 + 定員 + 持ち物 + 対象 + 参加費用
+ スタジオの内容
スケジュールの詳細は,こちらをご確認ください。 |
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