| + 空間情報デザインスクールとは |
| -------+ | SID School(Spatial Information Design School)とは,空間情報利用の本格化に備え,ユーザビリティの高い情報を作成する,つまり「情報をデザインする」ための知識や技術を獲得するためのスクールとして,地理情報システム学会空間IT分科会が開講しました。このスクールでは,テーマ別にスタジオを順次開設し,受講者は講義,演習等を通じて実技を修得します。
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| + 創設の趣旨 |
| -------+ | データの多様化 空間情報技術の進展と多様化にともない,さまざまな空間データが社会を飛び交っています。一方,データの多様化は情報システムの複雑化をまねき,データの再利用性を低くしています。これが空間情報利用分野の普及と発展を阻害する大きな原因となっています。
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| -------+ | 空間データの標準化 このような状況を打破するために1980年代から,空間情報の規格化作業が様々な国や機関で始まり,1994年には遂にISOの場において地理情報規格の検討が開始されました。
今日では,いくつかの国際規格が公開され,日本においてもJIS規格やJPGISVer.1.0に代表される標準・規格が成立しています。
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| -------+ | 空間情報をデザインする これらの標準・規格は,従来の測量やGISの技術を体系化し,オブジェクト指向設計法などの情報処理技術を応用することによって成立するものですが,決して高度な知識を要求するものではありません。しかし,例えば「プロセス指向」から「プロダクト指向」への転換や,「モデリング」と「表現」の分離など,従来からの関係者にパラダイム転換を迫る面もあり,理解されにくいとする向きもあります。
また,情報の流通性が向上するに伴い,その質の良し悪しが問われるようになってきました。ユーザによる情報の認知の仕組みを十分に理解した上で交換されるものと,そうでないものの間に,明確な差が生まれるのは当然といえます。情報の捉えやすさ,記憶のしやすさ,エラーの少なさ,主観的な満足度といった要素に配慮し,ユーザビリティの高い情報をデザインする能力が求められています。
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+ 地理情報システム学会空間IT分科会主査 有川正俊 + 東京大学空間情報科学研究センター 柴崎亮介 |